パンがおいしくてもお店を離れていく理由とは?

2011年01月01日
主婦アンケートで判明

 パンは美味しくても接客が悪いとお客様は離れていく!

 
「接客」を辞書で引くと「客をもてなすこと」とある。
そう、東京五輪招致で脚光を浴びたあの言葉
「お・も・て・な・し」である。
この「おもてなし」のあり方が、じつはパン屋さんの売上にも大きく影響することがわかった。今回の特集では、接客がどれほど深い意味を持ち、経営に影響を与えているのかを主婦の声をもとに分析・検証し、パン屋さんにおける接客を考えてみた。
 

たかが接客、されど接客

 例えば、テレビや雑誌で「○○○の美味しいお店」「激安!△△△店」など味・安さを取り上げる特集があっても、接客を目玉にした飲食店の特集はない。接客は集客に直結しない二次的な要素といえるだろう。
 しかし、「たかが接客」と侮ってはいけない。二次的な要素でありながら、接客で不快な経験をしたお客様がその店に行かなくなるのは事実だ。
 飲食店にかかわらず、店員から無愛想な対応や不適切な対応を受けたら、お客様は「二度とこの店は使わない」と思い、実際に足を運ばなくなる。そうした経験は、多かれ少なかれ皆さんもあるのではないだろうか。
つまり、飲食業における接客には、「集客に直結しないが、客離れの要因になる」という特徴がある。そう考えると、接客の良し悪しは店の売上にも影響している、と言えそうだ。
 

パン屋さんは接客を軽視しても大丈夫?

 飲食業の中では接客頻度が極めて少ないパン屋さん。接客と言われても具体的にピンとこない方も多いだろう。
 しかし、本誌の調査ではパン屋さんを利用する主婦の98%が接客を重視し、81%が「接客が悪ければお店を変える可能性がある」と答えている。パン屋さんも他業種と同様に、接客の如何(いかん)によってお客様を失っている=損失を招いているのだ。
 美味しいパンを提供しているにもかかわらず、悪い接客のためにじわじわとお客様が減っていた。お店がそんな事態に陥らないために、いまいちど接客について考えてみる価値があるだろう。




主婦987人のうち「週1回以上パン屋さんを利用する」”パン好きな主婦300人”にアンケート!
パン屋さんの接客は大事だと思う○%
味は良くても、接客が悪いとお店を変えることもある○%
接客が悪いと売上の損失は○万円!?


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